ブーゲンビリア カフェ日誌 |
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店長tomoと私の「一息」の入れ方は少し違います。
tomoさんは店に来るとまず丁寧にコーヒーを淹れます。 そしてゆっくりとコーヒーを飲み干してから「さてさて」と仕事にかかるのです。 私はというと、まず片付けから入ります。 乾燥させたお皿や道具の整頓。カチャカチャカチャッと元あった位置に戻します。 道具たちがあるべきところで出番を待っていつでもスタートできるよ、となってから「一息」いれるのです。 でも最近、私の一息に少し変化がありました。 tomoさんの優雅さを見習いたいと思うのです。 というより、tomoさんの淹れるコーヒーは美味しいので、一緒に便乗すると おいしいコーヒーが飲めちゃうのです。 私が思うに美味しいコーヒーを淹れるのは、ゆとりエッセンスがミソなんじゃないかと思います。 私ももっとゆとりを持っておいしいコーヒーが淹れれる様になりたいと思います。 そんなブーゲンの1日の始まりの「一息」が、この海出店中出来ていなかったのです。 夜中まで片付けて、2~3時間仮眠をとり、早朝3時や4時から仕込みを始める。 一息つく余裕もなければ、整っていない胃にコーヒーを注いでは胃が弱ります。 でも一息がないのも弱ります。 はて困った。 最終日は半日までとお客様も少ないので準備もほとんどなく、ワッチさんたちのモーニングコーヒーと軽い朝食の準備をしてから、今日こそは念願の海コーヒーをしようね、と頑張って準備しました。 tomoさんはこの海コーヒーのために、入荷したてのリネンクロスの中から紫のチェック柄をおろしました。 ポットに丁寧にコーヒーをつめて、ourカップを持ち、ノリの取れていないパリンとしたクロスを準備し出発です。 出店するためなのか、海コーヒーをするためなのか、もはや目的は変わりつつあります(笑) 到着すると、1時間も前からシュンさんが「遅くない?」と待っててくれました。 とりあえずブーゲンテントを立ててから、堤防をイスとテーブル代わりに朝凪を見ながらの海コーヒーです。 tomoさんのようやくの「いつもの一息の顔」。 気分が落ち着けたようです。 シュンさんの「お、うまいな、このコーヒー」との声。 私はというと・・・「うっ、胃にしみる・・・」、頭の中でシンバルがバシャーン!となります。 二日酔いじゃないんですよ。 今の私にはちょっっぴりストロングすぎて重たくて、結局、1人ホット豆チャイに変更しました。 このスパイスがお薬代わりです・・・ こういうところなんです。 大人の一息。 私に足りない大きな課題です。
by bu-gen
| 2009-08-31 13:05
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